荒木 源 「オケ老人!」 [読書]
読了~
面白かった...解説に書いてあった通りでした。
内容としては平均年齢おそらく世界最高齢のアマ・オーケストラに高校教師が間違って入団してしまうが、その後、彼が本当は入団したかったオーケストラとの確執や、ロシアの人気指揮者の来日や、日本・ロシアの国家機密の情報漏洩問題まで絡んで大きく展開...
という壮大(?)なスケールのお話、のように思えるお話。
しかし、そんなことより一番よかったのは、小説最後の世界最高齢のアマ・オーケストラ「梅が岡交響楽団」の演奏シーン。
活字で音楽を表現するのってかなり難しいと思うんです(解説にも書いてありました)。でもね、作者の頑張りか才能かは私ごときにゃわかりませんが、読んでて涙腺緩みましたよ。
それほど、心に音楽が、演奏者の想いが響いてくる、そんな演奏シーンでした。
素晴らしい!
最初の方はちょいとつまらない感じもありましたが、終わりよければそれで良し。
いやぁ、音楽モノの小説はいいね。
2011-01-16 14:40
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