GWの読書 [読書]

GWも既に終了。
今年は家族で色々と楽しめましたが、その反動からか昨日から風邪っぴきです...

さて、そんな家族サービス全開の中、「13日間で「名文」を書けるようになる方法 (朝日文庫)」「緋色の研究 (新潮文庫)」「日はまた昇る (新潮文庫)」「レディ・マドンナ 東京バンドワゴン」なんかを読了。

で、現在は「街場の読書論」「ニッポンの小説: 百年の孤独 (ちくま文庫)」「3つの原理―セックス・年齢・社会階層が未来を突き動かす」を併読中。

うーん。

長岡弘樹「傍聞き」 [読書]

傍聞き (双葉文庫)

傍聞き (双葉文庫)

  • 作者: 長岡 弘樹
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2011/09/15
  • メディア: 文庫


書店に行くと平積みになってて、評判の一冊。ホント評判通りでした。
短編ですが、1つ1つの物語にサスペンス、家族の物語、職業人としての倫理と一人の人としての気持ちとの葛藤なども盛り込んでありながら、短編であることが逆に有利に働くまとめ方。

お勧めの1冊です。

今年の読書履歴 [読書]

なんと、もう既に3月START!
とんと更新してませんねぇ...
そんな中、今年に入ってからは肩の力を抜いて小説ばかり読み漁るわたくし。

まずは「ススキノ探偵シリーズ」で、「探偵はバーにいる」、「バーにかかってきた電話」、「消えた少年」、「探偵はひとりぼっち」、「探偵は吹雪の果てに」、「駆けてきた少女」、「ライト・グッドバイ」、「探偵、暁に走る」(すべてハヤカワ文庫 JA)まで、読了。
昔、一度読んだんだけど、そのときは「探偵 沢崎シリーズ」の方が好きだったんで続けて読まなかったんすけど、今年は結構くるものはあるね。まぁ、途中、う~んって思わざるをえないのもあるけど(どれかは各自調査!)

その次が「ビブリア古書堂シリーズ」で「ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち」、「ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常
を読了(現在はここまで)。
最初は王様のブランチやその他でも評判だったから敬遠してたんだけど、誘惑に負けて手に取りましたよ。ただ自分としては本を題材にした小説といえば「死の蔵書」なんかのジョン・ダニングのシリーズなもんで、それと比較すると軽すぎるかな?と。ただ登場した本は結構気になりましたよ。

で、その次が「東天の獅子」で第一巻第二巻第三巻第四巻(全てフタバノベルス)と全巻読了。

これはもう西郷四郎と武田惣角。御式内に大東流...
まぁ、面白かった。自分としては修羅の門では講道館に「敗れ去った」ように表現されていた古流柔術の達人たちが生き生きと描かれていたのが良かった。なんか救われた気がする。

ということで、いやぁ、ホント、真面目な本読んでませんね...
(ちなみに「困難な自由」は休み休み読んでますけども...)

で、つい最近はコレをゲット!
忌野清志郎 瀕死の双六問屋 完全版

忌野清志郎 瀕死の双六問屋 完全版

  • 作者: 忌野 清志郎
  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 2012/02/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


うーん。清志郎の言葉は軽薄な文体で深い意味を問うね。

夢枕獏 「東天の獅子 天の巻・嘉納流柔術 第一巻」 [読書]

東天の獅子 天の巻・嘉納流柔術 第一巻 (フタバノベルス)

東天の獅子 天の巻・嘉納流柔術 第一巻 (フタバノベルス)

  • 作者: 夢枕 獏
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2012/01/18
  • メディア: 新書


前から読みたかったんですが、ずーっと読むタイミングを逃してまして、新聞の広告でフタバノベルス版が出るってみつけて即効で買いました。

いやぁ、面白いや!講道館四天王の話ってのは知ってましたが、しょっぱなが木村政彦のエピソードでさらに武田惣角まで出てくるんかい[exclamation×2]って感じでもう...そのうち前田光世も出てくるらしいし。

去年は「姿三四郎」を読んでて、そもそもでいうと「修羅の刻」で西郷四郎編(14巻)以来、このあたりの話って非常に興味津々。まじで大東流柔術習おうかそのころから考えていましたし(実は近所に道場発見[exclamation])。
既に同時発売の2巻も買ってますので、これから楽しみだ~[グッド(上向き矢印)]

そういや、夢枕獏作品を読むのって「キマイラシリーズ」以来だな...

年内に読みきれるか? [読書]

あーもー12月...

仕事は大変だし、チャリ乗れないし...

そういうわけで色々と書籍購入。

しかし、年末までに読みきれるのか[exclamation&question]

続きを読む


池田清彦 「構造主義進化論入門」 [読書]


構造主義進化論入門 (講談社学術文庫)

構造主義進化論入門 (講談社学術文庫)

  • 作者: 池田 清彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/02/10
  • メディア: 文庫



だいぶ前に読了。

著者は、さんまの「ホンマでっか!?TV 」に出演されている方ですね。

続きを読む


小路 幸也 「オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン」 [読書]

オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン

オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン

  • 作者: 小路 幸也
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/04/26
  • メディア: 単行本


読了...

おなじみ「東京バンドワゴン」シリーズの最新刊です。

このシリーズですが、今までは文庫版が出てから読んでいました。
が、先月文庫版で「マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン」を読んだら止められなくなりい、まずはマーケットプレイスで「オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン」の単行本を手にいれ、そして今度は最新刊、と。

まっ、相も変わらず良くできたお話ですよ。文学に目の肥えた人達からすると「けっ!子供だましのワンパターンじゃねぇか」と言われても仕方ない部分も多々ございましょう。

でも、それでいーんです。

血がつながってなくても、複雑な血縁関係であっても、自分と関わりを持つ人々の為にひと肌もふた肌も脱ぐ堀田家の面々の心意気。そして多少後ろ暗いところがあっても、全てはそんな善人揃いの堀田家の役に立とうとする人達。結果的に登場人物はほぼ善人となりますが、皆の理想とする(どちらかというと幻想?)古きよき時代の日本人の家庭を表しています。
ストーリーはご都合主義的ですし、読んでいると絶対に1回は涙してしまうメロドラマ。

でも、それでいーんです。

こんな時代、そしてこんな状況の日本だからこそ、皆にも読んでもらいたい。

巻末のおなじみ

「あの頃、たくさんの涙と笑いをお茶の間に届けてくれたテレビドラマへ」

という言葉が読み終えた心に響きます。


藤谷治 「船に乗れ!」Ⅰ~Ⅲ [読書]

船に乗れ! Ⅰ (ポプラ文庫ピュアフル)
船に乗れ! Ⅱ (ポプラ文庫ピュアフル)
船に乗れ! Ⅲ (ポプラ文庫ピュアフル)


今日も体調不良はかわらず(昨日よりはいいかな?)。病院行って抗生物質もらってきましたわ。

なので、一気に読了...

感想ですが、キツイ。マジキツイわ。
小説の内容は最高です。
何がキツイというと、読んでる途中、そして読後の自分の気持ちです。

続きを読む


日明 恩 「鎮火報」 [読書]


鎮火報 (双葉文庫)

鎮火報 (双葉文庫)

  • 作者: 日明 恩
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2010/11/10
  • メディア: 文庫



読了...

おもしれぇ...

って、最近そんなコメントばかり。駄目ですね。でも面白かった。

内容としてはですね、

 不法滞在の外国人が暮らすアパートで連続放火慈円発生!
 新米消防士の大山雄大は憎まれ口をたたきつつ解決のため活躍!

ってことになるんですが、でもね、そんだけじゃないのよ、これが。
主人公のキャラクター設定には感情移入できない(だって元不良の身長190cmなんてねぇ...)けども、その周りのキャラの設定が濃いのよ。もちろんフィクションだからキャラ設定は行くとこまで行くわけですが。

で、そんなベタなキャラなわけだから、これまた当たり前のお涙ちょうだいなんだけど、個人的には感情移入できない主人公のキャラが逆に周りのベタさを完璧に盛り上げるわけ。
もう、最後のとこなんか読んでて涙ボロボロっすよ。マジ電車の中とかじゃなくて良かった...

いやぁ、明日は早速続編を読もう!


荒木 源 「オケ老人!」 [読書]


オケ老人! (小学館文庫)

オケ老人! (小学館文庫)

  • 作者: 荒木 源
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/12/07
  • メディア: 文庫



読了~
面白かった...解説に書いてあった通りでした。

内容としては平均年齢おそらく世界最高齢のアマ・オーケストラに高校教師が間違って入団してしまうが、その後、彼が本当は入団したかったオーケストラとの確執や、ロシアの人気指揮者の来日や、日本・ロシアの国家機密の情報漏洩問題まで絡んで大きく展開...
という壮大(?)なスケールのお話、のように思えるお話。

しかし、そんなことより一番よかったのは、小説最後の世界最高齢のアマ・オーケストラ「梅が岡交響楽団」の演奏シーン。
活字で音楽を表現するのってかなり難しいと思うんです(解説にも書いてありました)。でもね、作者の頑張りか才能かは私ごときにゃわかりませんが、読んでて涙腺緩みましたよ。
それほど、心に音楽が、演奏者の想いが響いてくる、そんな演奏シーンでした。
素晴らしい!

最初の方はちょいとつまらない感じもありましたが、終わりよければそれで良し。
いやぁ、音楽モノの小説はいいね。


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。