山本幸久「凸凹デイズ」 [読書]

凸凹デイズ

凸凹デイズ

  • 作者: 山本 幸久
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/10/25
  • メディア: 単行本


うむ。いい小説だ。

頭の良い人や、シニカルな感覚の人には正直どうかな?とは思うが、私みたいな単純な人間には染みる良い小説だ。解説の三浦しおんさんやAmazonのレビューアーの方が言っている(毎日の仕事に疲れたひと云々)ような風にはとてもじゃないが思わない。しかし、新しい仲間が接着剤になることによってお互い傷ついた仲間たちが10年ぶりに再び集まって仕事をする、という盛り上がりには目頭が熱くなった。そういう意味では読むと少しだけ元気になるのだが、自分の現状に当てはめられない(同じ仲間と仕事ができないという会社の事情)のがもどかしく感じてしまう。

とはいえ、「東京バンドワゴン」や「青空のルーレット」に並ぶ、いつか娘たちに読ませたい小説だったことは間違いない。


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