冲方 丁「天地明察」 [読書]
無事に読了~。
いやぁ、さすが本屋大賞! さすが冲方丁!おもしろかったです。
帯に内田先生が雑誌に寄稿した書評でのコメントが載ってましたが、その通りで確かに
「こういう生き方って、いいよね。という朗らかなロールモデルの提示」
ですわな。男子が必ず一度はあこがれる坂本竜馬に匹敵する(かもしれない)キャラを、冲方丁は掘り起こしたといえるのではないでしょうか(いいすぎ?)。
また、主人公の渋川晴海そのものも良いですが、周りのキャラもかなり良いです。
深い洞察力の酒井”雅楽頭”忠清、保科正之。
成熟していながら、子供のようなバイタリティを持つ建部昌明、伊藤重孝。
熱く、男気のある水戸光圀。
そして、そのほかの登場人物も晴海を暖かく、かつ真剣に皆が支えていく。
そして、その”想い”に答えていく晴海...
いいなぁ、晴海...
君みたいになりたかったよ。
って想います。
ただ、やはり何かしら事を成すのは次男坊か?
という何も後ろ盾の無い長男坊はやっかみもあったりして...
2010-08-01 20:32
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